画家の独り言

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自殺率の低下と緊急事態宣言の解除

昨日、関西の二府一県でようやく緊急事態宣言が解除された。

 

もちろんまだまだ油断できる状況ではないが、それでもまずは一歩前進というところか。

 

会社員の友人によると、さっそく夜の街はにぎわっているという。

 

お酒を提供している店はどこも満席らしい。

 

ストレスも溜まりにたまって、みんな限界に達していたんだろう。

 

困窮していた飲食店経営者にとっても、嬉しい限りだと思う。

 

 

しかし、イベント関係者やアートにかかわる人たちなど、本当に困っている人はまだまだたくさんいる。

 

レナウンも破綻した。

 

経済が悪化すると自殺率が上がるのは世の常で、当然自殺者は増えるだろうと懸念されていたが、緊急事態宣言が発令され自粛生活が始まった4月の自殺率は下がっているのだ。

 

これはなぜか。

 

学校や職場に行く機会が減ったことで、ストレスから解放されたと感じている人が増えたと考えられているからだ。

 

つまり、自粛生活がそんな人たちを救ったともいえる。

経済が悪化しているとはいえ、ほとんどの人はそれほど生活に困ってはいない。

それが自殺率の低下に結びついたのだろうが、今後の状況によってはどうなるか全く分からない。

 

今回の緊急事態宣言によって、別の側面が見えたことは興味深い。

 

 

絵を描く時も、どの角度から対象を見るのかは重要だが、いつも決まった位置で、決まったものしか見ていなければ、表現は広がらない。

 

時には違った視点、テーマで取り組んでみたい。