画家の独り言

画家目線の独り言です。

梅雨入り、雨の日の制作について

大阪は4月、5月と自粛生活が続いてすぐに梅雨入りとなってしまいました。

さらに引きこもり生活になりますね。

 

今日は、午後に入ってかなり激しく降り始めたので少々憂鬱です。

 

教室への行き帰りくらいは降らないことを祈るばかりです。

 

 

さて、雨の日の制作について話をします。

 

一番影響するのは光です。

日中の自然光を光源としているので、色の印象はずいぶん変わります。

 

夜は描きません。

 

絵の教室に通っている方の中には、「光が変わると色の見え方も変わるから難しくなるのではないか」と仰る方もいますが、実は色はそれほど気にしなくてもいいのです。

 

極端に言えば、まったく変えてしまってもいい。

 

写実的に絵を描く場合、見るべきは明暗です。

 

構造的な形を意識しながら、明暗を追いかけていく。

 

そうやって描くと絵は輝きを帯びて見えてきます。

 

だから、色は添え物的に捉えておけばいいのです。

 

とは言っても、色は作品の印象を決定づけるけるものでもあるので、最終的には気にします。

 

言っていることが矛盾しているようですけど、極端に色を変えるということではないので念のため。